日本語では「本」は一冊でも二冊でも同じ「本」ですが、英語では一冊の時に「book」であっても、二冊以上になると「books」というふうに形が変わる名詞があります。
しかし「air」のように数えられない名詞は、どんな時でも「air」で形が変わることはありません。
このように英語では「数えられる名詞」と、「数えられない名詞」があり、「数えられる名詞」の場合はその数によって形が変わるという大きな特徴があります。
このページでは、「数えられる名詞」と「数えられない名詞」に大きく二つに分けて学んでいきます。
数えられる名詞
例題［1］まず次の日本語を名詞の数に注意しながら、英文に訳してみてください
（1）一冊の本
（2）二冊の本
例題（1）の答えは、
（1）a book
（2）two books
となります。
練習問題［1］それでは続けて、次の文章も英訳してみてください
（1）一個のボール
（2）二個のボール
練習問題［2］
（1）一つのオレンジ
（2）二つのオレンジ
それでは答え合わせをしてみましょう
練習問題［1］の答えは、
（1）a ball
（2）two balls
練習問題［2］の答えは、
（1）a orane
（2）two oranges
となります。
ポイント[1]
（1）名詞には単数形と複数形がある
（2）単数形を表すときには、頭に「a」や「an」をつける
（3）複数形を表すときには、名詞の後に「-s」や「-es」をつける事が多い
数えられない名詞
air（空気）やwater（水）といった名詞は、定まった形がないため、数を数えることができません。
こういった気体や液体を表すときには、数を表すための「a」や「an」を使うことはありませんし、複数形にすることもしません。
また抽象的な概念である「love（愛）」のような名詞を表すときも、数を数えることはできないので「a」や「an」や複数形は使いません。
ただし、液体をコップに入れると数える事ができるようになりますが、その時は、液体の数を数えるのではなくコップの数を数えます。
数えられない名詞の例
（1）液体や気体、材料など・・・cofee（コーヒー）、iron（鉄）、sugar（砂糖）
（2）抽象的な意味を表す名詞・・・beauty（美しい）、peace（平和）、friendship（友情）
（3）人名、地名など・・・America（アメリカ）、Tokyo（東京）、Mr.Yamamoto（山本さん）
ポイント[2]
数えられない名詞は、単数、複数の区別をしない
