私たちは、よくものを指すときに「これ」とか、「あれ」といった言葉を使いますが、英語ではこれに当たる代名詞を「指示代名詞」と言います。
指示代名詞とは
自分から比較的に近くにあるものを「this(これ)」、遠くにあるものを「that(あれ)」を使って表し、複数形の場合は「these(これら)」と、「those(あれら)」というふうに変化します。
話し相手がいる場合は、自分と相手の両方から離れているものを指すときに「that(あれ)」を使います。
例題[1]
次の例文を読んで、指示代名詞が文の中でどういう働きをしているか考えてください。
(1)This is my book.(これは私の本です)
(2)That is your desk.(あれはあなたの机です)
練習問題[1]
では例題を参考に次の文を英訳してみましょう。
(1)これはあなたのリンゴです。
(2)あれはあなたのノートです。
練習問題[1]の答えは、
(1)This is your apple.
(2)That is your note.
となります。
ポイント[1]
(1)話し手に近いものを「this(これ)」、遠いものを「that(あれ)」で表します。
(2)それぞれに単数形と複数形(「these」と「those」)があります。
detail description
(1)「this」や「that」が人を指すことがあります。
Kouichi, This is my friend.(光一くん、この人は私の友達です)
(2)this(those)、that(these)に名詞を続けて、この(これらの)〜、あの(あれらの)〜と表すことがあります。
this bag(このカバン)、this book(この本)、those pen(あれらのペン)
(3)「this」や「that」は日時を表す語句と組み合わされて、次のような意味を表します。
this year(今年)、that year(その年)、this week(今週)、that day(その日)、these days(最近)、in those days(その当時)