これまで、英語の基本文型の「主語+動詞」について学んできましたが、つぎのような文章の場合はどうなるでしょう?
Youko is ○○.(陽子は○○だ。)
主語+動詞+補語
この文章を完成させるには、○○に「学生」とか「看護士」といった名詞や、「若い」や「背が高い」といった形容詞が入らなければ意味が成立しません。
Youko is a girl.(陽子は少女だ)
といった具合です。このような文章は、主語についての状態や様子を表す言葉が付いて、初めて意味が通じるようになります。
つまり、主語を補う名詞や形容詞がなければ、Youko is.という中途半端な文章構成となり、なにを表しているか分からなくなるわけです。
このように、この名詞や形容詞は主語を補う役割を果たしていることから、「補語」と呼ばれます。
例題[1]
補語について、いくつか同じような組み立ての文についてみてみましょう。
I am a teacher.(私は先生です)
Youko is student.(陽子は学生です)
His sisters are honest.(彼の妹たちは正直です)
これらの文章で使われている補語は「teacher(名詞)」「student(名詞)」「honest(形容詞)」の3つです。
このように補語の必要な動詞の代表的なものには、「am」「are」「is」などの「be動詞」があげられます。
補語を見分けるときのコツ
補語の必要な動詞の特徴として、主語と補語が関係が、数式の(=)で表すことができるというものがあります。
上の文章でいえば、「I(私)」=「student(学生)」という関係です。
ポイント[1]
「主語+動詞+補語」の文章は、「~は(が)・・・です」の意味を表します。