語学を学ぶ時、相手の文化に対する理解が足りないと、その場に相応しくない妙な言い回しや、失礼な言葉を発してしまう事があります。
逆に、相手の文化に対する理解が深ければ、発音が少々悪くて語彙力が足らなかったとしても、相手に不快感を与えることは少なくなります。
英語学習では周りのシュチュエーションと同時に文化的な背景も覚える
英語を学習するときは、外に出て色々なシュチュエーションで英語を覚えると、その周りの映像とともに強く記憶に定着する事ができます。
また、そういった環境の用意出来ない人でも、英語のドラマやニュースを使えば、シュチュエーションや映像とともに効率良く英語を覚える事が可能です。
この時、そのスチュエーションや映像とともに、さらに相手の文化への理解を深める事ができれば、ネイティブに近い生きた英語を覚えるられます。
その周りのシュチュエーションや会話には、相手の文化による影響が色濃く反映されているからです。
ドラマやニュースを活用する
例えば食事中のマナーでは、「すすってものを食べたり飲んだりしない」というものがあります。コメディ映画で「ズルズル」とスープをすするキャラクターが登場すると、周りの登場人物たちは少し怪訝な顔でその人に注意するか、両手を上げてうんざりした表情を見せるでしょう。この時、その映画を見ていたあなたは、英語の勉強とともに食事のマナーを学ぶことがきます。
その結果、実際の食事ではマナーを注意される事もなくなるでしょうし、連れの日本人にあらかじめマナーを教える事もできます。また、食事マナーを注意する時の言葉も同時に覚えることができます。
ドラマや映画で英語を覚えるときの注意点
ただ、映画などでは使われるが、実際にはあまり使わない方が良い言葉もあります。特に宗教関係の言葉には注意が必要です。
その代表的な例が、「Oh my God!」です。これは、キリスト教を信じていない人が使うのには不適切な言葉です。また、キリスト教徒であっても上品な言葉とは言えないので、使わない方が無難です。
その代わりに使ってもいい言葉としては「Oh my goodness!」や「Oh gosh!」などがオススメです。
差別を助長する言葉は特に注意が必要
また職業上の男女差別には非常に厳しく、下手に使うと「性差別者」だと受け止められる言葉もあります。
例えば、「businessman」は、「businessperson」と言いますし、「stewardess」は「flight attendant」と呼ばれます。
日本でも、「スチュワーデス」は使われなくなり、「キャビンアテンダント」と言われるようになったのは、記憶に新しいところです。
他には、既婚か未婚かという事にも配慮が求められます。女性に対する敬称は「Miss」や「Mrs」ではなく「Mis」を使った方がいいと言われます。しかし、これは相手によっては全く気にしないという人も多いです。
この他にも差別に関する言葉遣いには、人種や年齢などもあり、気をつける言葉も多岐にわたります。しかし、最初にも言った通り、ドラマやニュースではこう言った言葉をシュチュエーションと同時に覚えられるため、強い記憶と正確な使い分けを身につける事が割と簡単にできます。