英会話の独学における最高の教師は自分自身

英会話の独学における最高の教師は自分自身

私たちが赤ちゃんの頃を考えてみると、両親が付きっきりであなたの話しかけ、その内に片言を話すようになれば、丁寧に何度も正しい発音を教えてくれました。

しかし、大人になってからの英会話学習では、24時間あなたに付きっきりで英語を指導、訂正してくれる人はいません。

そんな時、唯一頼りになるのは自分ただ一人だけです。

恐れずに挑戦しよう!

英語圏のメール友達とメールをやり取りするようになると、英語を使いこなせていない初めの頃は、スペルや文法の間違いを頻繁に起こしてしまうでしょう。

相手にある程度の理解があれば、最初の内は親切に教えてくれるかもしれませんが、その内面倒くさくなって何も訂正してくれなくなるか、最悪の場合はメールの返信が無くなってしまうかもしれません。

相手は、仕事でメールを書いている訳ではないので、こういった事はある程度しかたのないことです。かえってこういう結果を恐れるあまり、メールを書く気力を無くしてしまう事の方が問題です。
こういう場合は、一人のメール友達とやりとりが無くなった位でへこまずに、次々と新しいメール友達にアピールしていきましょう。

自分で調べて訂正する

また、「失敗を恐れずにどんどん挑戦しましょう!」といっても、無闇やたらに下手くそなメールを送り続けるのも失礼です。
そういう時には、自分で調べて訂正する力を養う必要があります。

英語を勉強し始めたころは、文法書と辞書を手に調べていっても、なかなかピッタリとした表現が見つからず、簡単な文章を仕上げるにも膨大な時間が掛かってしまいます。
ましてや、その文章のスペルミスや文法上のミスを見つけるなどという事は、至難の業といえます。

妙な違和感を感じるようになる

しかし、この「調べて文章を作る」という事と、「調べてミスをチェックする」という作業を続けていると、そのうちパッと見た瞬間的に、「この文章のここに妙な違和感を感じる」という不思議な感覚を味わう事になります。
そしてその場所には、大抵の場合、予想した通りにミスが見つかり自分でも驚いてしまいます。

これは、何もオカルト的なあやしい能力を開発しようと言っている訳ではありません。「英語を調べる」という膨大な作業量をこなす事で、脳内の無意識の領域にたっぷりと経験が蓄積された結果、こういう発想が使えるようになったというだけの事です。こういった能力は一般的なレベルの知能があれば誰でも身につけることができます。

自分自身で考える力

何かを独学で学ぼうとする場合は、こういった自分自身での「調査能力」や「訂正能力」が大きくものをいいます。これはどんな分野でも同じで、例え優秀な講師に恵まれたとしても、自分自身の探究心が無ければしっかりとした技術を身につけることは出来ません。

有名な料理専門学校を卒業したからといって、必ずしも一流の料理人になれるわけではありません。講師に教わった内容をしっかりと自分のものに出来る人だけが、一流の料理人になれるのです。