本屋さんに行くと、「英語を書く練習をするために、英語で日記を書きましょう」といった内容の参考書を見ることがあります。
ビジネスで英語を使う仕事をしている人でなければ、そうそう英文を毎日書く機会はありませんので、「日記を書く」というのはなかなか良い練習になります。
ただ、なにもノルマや締め切りがある訳ではないので、多くの場合、3日坊主に終わるのがおちでしょう。
そこでオススメしたい英文の練習方法が、「E-mail」を使った方法です。「E-mail」とは、インターネットを介して、世界中の人達と手軽に連絡を取り合うことができる夢のような仕組みです。
英文を書く練習にもってこいのE-mail
日記を使った練習と違い、「E-mail」を使った練習では生身の人間が相手です。めんどくさいからほっとこうとか、飽きたから辞めたなどという気持ちにはなかなかなりません。
忙しい人や飽きっぽい人には最適な方法ではないでしょうか。
ただ、この「E-mail」を使うには、パソコンかスマホとネット環境が必要になります。この環境を一番手軽に用意しようとするならば、「格安スマホ」がオススメです。
格安スマホなら初期費用に加えて、月1000円程度の維持費でネット環境を手に入れる事ができます。月1000円程度のプランでは動画をガンガン見ることはできませんが、メールを送ったり、文字情報を閲覧したりするには十分です。
前回のコラム「英語を「書く」勉強にはパソコンやスマホを活用する」でも書いたとおり、パソコンやスマホは英語を書く練習にはぴったりの道具ですので、この機会に出来れば揃えておきましょう。
ゆっくり考えて書く事が出来る
「E-mail」は普通の会話と違って、相手のメールを見た後、しばらくゆっくり考える時間を取る事が出来ます。相手の文面を調べる時間もありますし、自分の言いたい事を吟味して、適切な英文を構築する時間も十分あります。これから、英語の練習を始めようという人にぴったりな方法です。
修正が簡単に出来る
また「E-mail」は、普通の手紙と違って間違った箇所を簡単に修正する事できます。せっかく書いた手書きの手紙が、最後の失敗で台無しになるほど悲しいことはありません。
相手の内容や他のテキストをコピーして引用する事もできますし、ネット速度に余裕があれば、画像や動画を添付することも可能です。
気軽に書く事が出来る
その他に「E-mail」では、手書きの手紙のような書式や体裁を、あまり気にすることなく書けるというメリットがあります。もちろん、相手が目上の人やお客様の時は、それなりの書式を要求されますが、手書きの手紙ほどではありません。手書き文字が下手なことが悩みだった人にも、活字でやりとりできる「E-mail」はありがたい存在です。
英語圏のメール友達を作るには
ただ、この「E-mail」を使った練習方法の一番の問題点は「どこで英語圏のメール友達を見つけるのか？」というところです。
一番簡単な方法は、ネット上のサイトから見つけるという方法です。たとえば、この「japan-guide.com」というサイトは、世界中の日本に興味を持っている人たちと、コミュニケーションを取る事ができるサイトです。
相手は日本に興味のある人達ですから、話題に困る事は無いでしょう。年齢、性別、国籍、趣味など細かい条件から相手を探すことが可能です。
ただ、こういったサイトは自由に登録できる分、相手がどんな人か分かりません。多くは、純粋に日本に興味のある人たちですが、中にはよからぬ事を考えている人もいるかもしれませんので、十分な警戒感をもって利用してください。
